開国後の日本は外国人からさまざまなスポーツを学び、それらは全国津々浦々に普及した。なかでも「走る」ことで国際的舞台への参加・活躍を夢見た近代日本は、やがて世界に例のないかたちの「マラソン大国」となってゆく。参加者1万人超の規模のフルマラソン大会が多数あるのは日本だけ。マラソンをテレビ中継するのも、メディアの利権が絡むのも特異だ。 日本初参加のストックホルム・オリンピックで走った金栗四三、東京オリンピックの銅メダルののち自死した円谷幸吉、その後の瀬古利彦、中山竹通など、日本のマラソンを世界に導いたランナーたちは何を想って走ったのか。いま、日本のマラソンは低迷し、世界のトップ集団から置いていかれる一方で、国内はマラソンブームに沸き、多くの市民ランナーたちが走っている。日本人にとってマラソンとは何か。本書は近代マラソンの歩みを振り返り、時代性、我が国の国際性、スポーツ観を考察する。 【目次】 プロローグ 第1章 走り出した日本人 第2章 金栗四三――学生の大志と箱根駅伝 第3章 孫基禎――「内鮮一体」の表裏 第4章 〈ボストンマラソン〉と戦後復興 第5章 円谷幸吉と東京オリンピック 第6章 祭りのあとの空白――ポスト君原健二 第7章 瀬古利彦の栄光と挫折 第8章 中山竹通のたった独りの反乱 第9章 女子マラソンと夏のメダル 第10章 ケニア参入と日本の内向化 第11章 川内優輝――鈍足のエリートと〈東京マラソン〉 エピローグ 人名索引・事項索引 ※2014年7月現在のものです |
この商品の説明
著者/アーティスト
著者: 武田薫
目次
走り出した日本人;金栗四三―学生の大志と箱根駅伝;孫基禎―「内鮮一体」の表裏;“ボストンマラソン”と戦後復興;円谷幸吉と東京オリンピック;祭りのあとの空白―ポスト君原健二;瀬古利彦の栄光と挫折;中山竹通のたった独りの反乱;女子マラソンと夏のメダル;ケニア参入と日本の内向化;川内優輝―鈍足のエリートと“東京マラソン”
商品仕様
- アイテム名:書籍
- ページ数:313,19p
- 大きさ:19cm(B6)
- 出版社:朝日新聞出版
- ISBN-10:402263023X
- ISBN-13:9784022630230
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