死に至る病
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講談社学術文庫
- 著者: セーレン・オービエ・キルケゴール 訳者: 鈴木祐丞
- 書籍
- 出版社:講談社
- 発売日: 2017年4月
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実存主義の祖セーレン・キェルケゴール(1813-55年)の主著、待望の新訳! 「死に至る病とは絶望のことである」。──この鮮烈な主張を打ち出した本書は、キェルケゴールの後期著作活動の集大成として燦然と輝いている。本書は、気鋭の研究者が最新の校訂版全集に基づいてデンマーク語原典から訳出するとともに、簡にして要を得た訳注を加えた、新時代の決定版と呼ぶにふさわしい新訳である。 キェルケゴールは、本書の第一編で、まず人間を普遍的かつ非キリスト教的な視座から描き、人間の特定のあり方が「死に至る病」としての「絶望」であることを明らかにした上で、絶望がさまざまな仕方で具現化されるさまを見ていく。そして続く第二篇では、キリスト教的な視座から人間を改めて捉え直し、その考察を通して、心理学的な概念である「絶望」がキリスト教的な概念である「罪」に変質していくことを指摘する。そうして、その罪がさまざまな仕方で具現化されるさまが描き出されて本書は閉じられる。 このようにして「絶望」と「罪」の精緻を極める診断が行われる目的は「死に至る病」を治療することにあった。キェルケゴールはこう言っている。「この書全体において、私は信頼できる航路標識にしたがって舵をとるように、信仰にしたがって舵をとっている」。そうして読者の一人一人をキリスト教の信仰に導き、「死に至る病」を治癒させること。キェルケゴールが生きたキリスト教世界からは遠く離れた現代日本であるが、人間が「絶望」から無縁ではいられない存在であるかぎり、本書は限りない教えと救いを与えてくれるに違いない。 著者について 1813-55年。デンマークの哲学者。実存主義哲学の祖とも位置づけられ、膨大な著作と日記を残した。代表作は、本書のほか、『あれか、これか』(1843年)、『不安の概念』(1844年)。1978年生まれ。現在、秋田県立大学助教。専門は、宗教哲学。著書に『キェルケゴールの信仰と哲学』、編訳書に『キェルケゴールの日記』がある。 ※2017年3月現在のものです |
この商品の説明
著者/アーティスト
著者: セーレン・オービエ・キルケゴール 、 訳者: 鈴木祐丞
目次
第1編 死に至る病とは絶望のことである(絶望が死に至る病であるということ;この病(絶望)の普遍性;この病(絶望)の諸形態);第2編 絶望は罪である(絶望は罪である;罪の継続)
商品仕様
- アイテム名:書籍
- ページ数:291p
- 大きさ:15cm(A6)
- 出版社:講談社
- ISBN-10:4062924099
- ISBN-13:9784062924092
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