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〈本〉が〈物語〉が、私たちを呼んでいる 《新刊書店で、あるいは古本屋で、作者も作品名も聞いたことがないのに、興味を引かれる本に出合ったとする。その本は確実に私を呼んでいる。手にとってしまう。レジに持っていってしまう。帰りの電車のなかで読み出して、びっくり仰天する。著者もタイトルも知らなかったことが不思議に思えるほど、自分にぴったんこの本なのだ。》 ネットよりもリアル書店を愛する著者が、心に残る本の数々を紹介する見事な読書案内。 宮沢賢治・太宰治から開高健・池澤夏樹に始まり、佐野洋子・山田太一、そして江國香織・井上荒野まで、「思わず読みたくなる」名エッセイ50篇を収録。 【編集担当からのおすすめ情報】 思わず書店に走りたくなるような読書エッセーです。 ※2017年3月現在のものです |
この商品の説明
著者/アーティスト
著者: 角田光代
目次
1(冬の光―宮沢賢治の童話;なんて明るい小説なんだろう―太宰治『斜陽』 ほか);2(食べることの壮絶―開高健『最後の晩餐』;問い続ける、書きつづける―開高健『戦場の博物誌開高健短篇集』 ほか);3(意地の悪い本?―江國香織『ぼくの小鳥ちゃん』;人と人がつくる「迷路」―江國香織『金米糖の降るところ』/山田太一『読んでいない絵本』 ほか);4(一九八〇年代の青春―吉田修一『横道世之介』/都築響一『バブルの肖像』;騙される側の爽快な復讐物語―吉田修一『平成猿蟹合戦図』/長友啓典『死なない練習』 ほか);5(忌野中毒―忌野清志郎『忌野旅日記』;安心しろ。君はまだ大丈夫だ。―忌野清志郎『瀕死の双六問屋』 ほか)
商品仕様
- アイテム名:書籍
- ページ数:345,3p
- 大きさ:15cm(A6)
- 出版社:小学館
- ISBN-10:4094064125
- ISBN-13:9784094064124
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