減災に有効な対応策、危機回避のためのノウハウを紹介している。河川災害の前兆現象や河道の弱点箇所に関する着眼点についても記述。 「これまでに発生した水害を回顧すると、洪水に伴う破堤により大きな被害となった事例があったし、水害に対して脆弱な構造・体制が被害を助長した事例もあった。しかし、有効な対応策を講じたことにより、被害を最小限に留めた事例も見受けられた。そこで、過去の水害事例をもう一度見直し、対応策について精査した。すなわち、よく研究で行われる計算による解析や予測ではなく、これまでの実態論に基づいた教訓としての対応策(リスク対応力)について整理・分析したのである。この対応策は危機回避のためのノウハウでもある。減災に有効な対応策はもちろんのこと、うまくいかなかった対応策についても分析して、今後の教訓としている。一方、災害対応の視点としては、対応策の検討を通じて得られた減災に効果的なリスク対応力を提案したり、シチュエーションごとの対応策(住民、行政機関)を提示することを目的としている。あわせて、災害対応に関連する災害の前兆現象や河道の弱点箇所に関する着眼点についても示した。」(本書「はじめに」より) 著者について 末次忠司(すえつぎただし) 山梨大学大学院総合研究部工学域土木環境工学系教授 博士(工学)、技術士(建設部門) 1980年九州大学工学部水工土木学科卒業 1982年九州大学大学院工学研究科水工土木学専攻修了 1982年建設省土木研究所河川部総合治水研究室研究員 1988年同企画部企画課課長補佐 1990年同企画部企画課課長 1992年同河川部総合治水研究室主任研究員 1993~1994年米国内務省地質調査所水資源部表面水研究室 1996年建設省土木研究所河川部都市河川研究室室長 2000年同河川部河川研究室室長 2006年財団法人ダム水源地環境整備センター研究第一部部長 2009年独立行政法人土木研究所水環境研究グループグループ長 2010年山梨大学大学院医学工学総合研究部社会システム工学系教授 2012年山梨大学大学院医学工学総合研究部附属国際流域環境研究センター教授 ※2016年10月現在のものです |
この商品の説明
著者/アーティスト
著者: 末次忠司
目次
第1章 水害の概要;第2章 洪水等の特性と避難対応の実態;第3章 水害事例からみた対応策;第4章 減災対応の視点;第5章 災害の前兆現象、河道の弱点箇所の着眼点;第6章 減災に効果的なリスク対応力
商品仕様
- アイテム名:書籍
- ページ数:119p
- 大きさ:21×14cm
- 出版社:鹿島出版会
- ISBN-10:4306094456
- ISBN-13:9784306094451
【お届けの際のご注意】
▼発送時期について
BOOK予約商品のお届けにつきましては直送・店舗受取りにかかわらず、弊社倉庫に届き次第、発送手配を行います。
また、原則として、発売日に弊社の倉庫に到着するため一般の書店よりも数日お届けが遅れる場合がございます。
なお、書籍と書籍以外の商品(DVD、CD、ゲーム、GOODSなど)を併せてご購入の場合、商品のお届けに時間がかかる場合があります。あらかじめご了承ください。
▼本・コミックの価格表示について
本サイト上で表示されている商品の価格(以下「表示価格」といいます)は、本サイト上で当該商品の表示を開始した時点の価格となります。
この価格は、売買契約成立時までに変動する可能性があります。
利用者が実際に商品を購入するために支払う金額は、ご利用されるサービスに応じて異なりますので、
詳しくはオンラインショッピングサービス利用規約をご確認ください。
なお、価格変動による補填、値引き等は一切行っておりません。
■オンラインショッピングサービス利用規約
(1) 宅配サービス:第2章【宅配サービス】第6条において定めます。
(2) TOLピックアップサービス:第3章【TOLピックアップサービス】第12条において定めます。
【サイト表記の書籍カバーについて】
書籍のカバーは、期間限定で変更する場合がございます。
そのためサイト上で表記されたものとお届けした作品のカバーが異なる場合がございます。
カバー違いによる交換は行っておりません。